Interview前日
多くのProgramがInterview前日にResidentとのDinnerを催している。このDinnerが私は一番苦しかった。というのも、会話がわかったとしても文化的なBackgroundが違い過ぎて、話に入れない/話がもたないからだ。
去年マッチングした先輩に「That would be great」「Wonderful」で頑張るしかないとアドバイスを頂き、それで頑張ったが、慣れるまできつかった。
プログラムによってはDinner中にResidentが候補者を評価しており、親しみやすさをアピールしなければならない。Dinnerに関して、最もらしい理由があるなら行かなくても良いと言う人も多くいたが、本当のところはよくわからない。基本的にアメリカの医学生は10-30%ほどが来ていなかった。
翌日の面接ではProgram Director (PD)から昨日のDinnerどうだった?と聞かれ、ResidentのXXXがこう話してくれた、と答えることから話が進んでいくので、IMGは英語に自信がなかったとしても極力参加すべきだと個人的には思う。
私は4-5くらいのDinnerに参加したので、自分なりのポイントを書いておく。

①服装
私の記念すべき第一回のDinnerはなんとChief Residentの家で行われた。そして私はスーツで出向いた。幸いApplicant達とかなり仲良くなれたので、楽しく過ごすことができたが、明らかに服装が浮いていた。キレイ目なパンツと革靴に襟付きのシャツが一般的な医学生のDinnerでの服装だ。

②席取り
Resident 2-3人のTableは絶対に避けて、Applicant(できればよく話すタイプの)の横に座る。Residentに囲まれたことがあったが、これは本当に地獄で、むこうの内輪話についていくのも難儀であるし、全員が私に質問してくるのも大変だった。
Applicantが同じテーブルにいると勝手にResidentに質問してくれるので、気まずい沈黙もない。10分に一度くらい口を挟めば乗り切れた。
また、もしIMGのResidentやApplicantがいるのであれば、彼らの近くにいると緊張して話せなくなるといった事態は回避できる。

③ネタ
全員の前で自己紹介する機会が何度かあったが、Interesting fact about me is---と興味深い話 or オチのある話をする流れになることがある。面接当日もこのような流れがあったので、何個か話を用意しておいた方が良い。
私はキリマンジャロに登頂した話や、生い立ちについて話したが、感触は上々だった。

④質問
事前に用意できることとして、とにかく2-3時間という時間を持たすために、質問を50個ほど用意すべきだ。色々試してみた結果、以下の質問が盛り上がった。

・レジデンシー後の進路について
・なぜチーフになったか
・一番良かったローテーション
・Electiveについて
・Researchについて
・何して遊ぶか
・その土地の魅力
・なぜこのプログラムを選んだか

また、面接用に自分の進みたい科や患者層の質問をし、情報を得ておくことも心掛けていた。
日本でもだが、給料や休暇について質問するのは得策ではない。

面接は朝が早いので、Dinnerは10時には終わる。私はいつもその後、Resident/PD/Interviewerの名前、経歴、Publicationを調べ直し、翌日話す内容をまとめ、12時には就寝した。