STEP1は基礎分野を中心に構成された日本でいうCBTのようなテストだ。
しかし難易度はとても高く、私のCBTは得点率92%, 学年5位と比較的好成績だったが、全くもってSTEP1には歯がたたなかった。
マッチングの募集要綱はプログラム毎に異なるが、
STEP1の点数
STEP1, STEP2 CS/CK全てにFirst attemptでPASS
卒後5年以内
を足切り条件にしているところが多く、一発で高得点で合格することが求められる。
まわりを見てみると、やはり点数が高いほどに面接に呼ばれており、2016年の時点では内科系230, 外科系235-240を最低ラインとして目標設定するのが妥当かと思う。家庭医・小児であれば225-でも良いかとは思うが、220を切るとコネクションがない限り厳しいように感じる。
卒後年数は短いほど有利な印象であり、2年かけて250を狙うのか1年で240を狙うのか、点数は間違えなく時間に比例して伸びるので作戦をたてて欲しい。
また、STEP2 CKとSTEP1のどちらを先にするかについては、学生であれば間違いなくSTEP1だ。CKの問題は臨床感覚がないと難しく、よりまとまった時間が必要なSTEP1を学生のうちに取得することが望ましい。卒後2年以上経過しているのであれば、臨床問題ができること・重要度がCK<STEP1であることから、CKで問題演習に慣れた状態でSTEP1をすると効率が良いかと思う。私は典型的なB型のため、半年したら勉強に飽きると予測し、STEP1を先に受験した。
(追記:2016/6, 臨床医であってもSTEP1, CKの総合得点を上げることに重点を置くとSTEP1からの受験がよいと思う。CK編参照


高得点の鍵は、First aidの読み込み+ひたすら多く問題を解くこととなる。


1、USMLE Rxを分野別にFirst Aidに書き込みながらやりこみ
2、First aidの通読+NBME
3、USMLE worldを分野別 or 通しでFirst Aidに書き込みながらやりこみ
4、First aidの通読+NBME
5、Kaplan Q bankを通しでFirst Aidに書き込みながらやりこみ
6、First aidの通読+NBME

STEP1受験後に振り返って、もう一度受験の計画を立てるなら、上記のようにすれば最も効率が良いと感じる。 
実際に私がやったことは
 
1、WORLD分野別→NBME
2、Rx通し→NBME
3、ここでFirst Aidの重要性に気づき通読1週目
4、Kaplan+WORLD2週目+通読2週+NBME+sample test+WORLD付属問題
 
このような流れである。通読を開始したタイミングが遅く、もったいないことをした。
通読、特に1週目は本当にしんどいが、一日10Pなどとノルマを設定して隅々まで読み込んでほしい。

私は海軍病院で仕事をしながら合計6.5ヵ月、毎日5時間は勉強していた。NBMEは3ヵ月で220に到達したが、その後3ヵ月は横ばいでとても苦しかった。最終的に勉強開始してから6ヵ月でNBME241を取得し、本番も241(Mean 230 SD 20)だった。