レジデンシー生活も2ヶ月が経ちました。
実際に仕事をし始めて、やっと努力が報われたなあという気がします。
今、臨床留学に向けて頑張っておられる方のモチベーションになればとまだ少し記事を書いてみます。

1、良かったこと
疾患や患者層が本当に幅広いです。
内科であればHIVはCommon Diseaseですし、小児であればNeonatal Abstinence Syndromeの子は常に病棟にいます。
アフリカから来たばかりの難民も多く診察しましたが、聞いたこともないような疾患が多く鑑別に上がるので勉強になります。
研究に関しても、かなり多くのプロジェクトが進行しており、関わる機会はかなりあります。

2、デメリット
手技はできるだけ専門科にという風潮があるので、手技の日本よりも少なくなるように思います。
コンサルトの閾値が低いため、日本のように何でもできる医師になるのは難しいかもしれません。
内科に関しては、混合病棟を持つことになるので、様々な疾患を担当することはできます。

何よりも良かったのは、世界中から来た色々なバックグラウンドを持つ患者を相手に、アメリカ人の同僚たちと仕事ができているということです。
普通に生きていては絶対に関わることのなかったであろう人たちから話を聞き、彼らの人生に思いを馳せ、ありがとうと言われることは本当にやりがいがあります。
ここに来てやっと、今までの頑張りが報われたなあと思いました。