MPH(Master of Public Health):公衆衛生大学院への留学が近年人気となっている。
日本でも年々MPHを取得できる大学が増えてきており、医学分野における疫学・公衆衛生学への関心が高まってきていると言えよう。アメリカのMPHでは臨床研究に必要な医学統計・疫学を1-2年間かけて学び、修士取得後は、一人で臨床研究ができるとみなされる。
MPHの中には臨床研究・国際医学・産業医学・感染症・母子保健・行動科学・疫学・統計学と様々なコースがあり、大学によっては受験時にコースを選択する。
私は将来臨床研究を必ずしたいこと・海軍病院時代にUSMLEが揃っていなかったこともあり、マッチングに先立って、MPHに申し込んだ。マッチングに申し込む時点で、アメリカに住んでいること・MPH取得していることがプラスに働くと考えたからだ。
臨床以外での留学は他に、MBA(経済学修士)、リサーチフェロー、ドクター、ポスドクなどがある。学位取得に拘らないのであれば、授業料不要で日程にも融通の利くリサーチフェローがおすすめかもしれない。

MPH申し込みの流れは以下である。

①SOPHASに登録(毎年10月頃からサイトがopen)
②SOPHASにて必要項目の記載・大学の選択
③書類のupload(CV, PS, 推薦状3通, TOEFL score, WES)
④GRE score, TOEFL(必要に応じて)の各大学への送付 11-12月
⑤各大学のサイトで必要に応じて項目記入・書類提出 12-1月
⑥合格発表 1-3月

基本的にはSOPHAS (http://sophas.org/) でprogramを選び、一括で申し込む。
10月までに行っておきたいことはTOEFL(100点以上)、GRE(数学90percentile以上)、推薦状手配、PS/CV作成だ。私はUSMLE step1の受験とも平行していたため、4-7月でTOEFL、8-9月でGREを受験した。
SOPHASがopenしてすぐにすべきことは学部時代の成績書をWESに送付することだ。これは日本式のGPAをアメリカ式に換算し、SOPHAS上にuploadしてくれるサイトで、必ず行わなければならない。
推薦状については私は出身大学公衆衛生学教授・海軍病院Program director・アメリカの有名病院医師に依頼した。

合否判定についてであるが、面接などは一切なく、提出書類のみで結果がでる。
アメリカ人MPH取得者曰く、公衆衛生学はGlobalな分野のため、各大学ともInternational studentsを増やそうとしているらしい。つまり、私たちは有利なのだ。

①PS/CV
②研究実績
③推薦状
④GRE score (特に数学)
⑤GPA (WES換算後に3.2以上くらい??)
⑥TOEFL score (足切りラインは必須)

これらを総合して評価していると考えられるが、手応えとしてこのリストの上のものほど重要だと感じた。私は研究実績など皆無であったがPS/CV/推薦状にかなり力を入れたので、それなりの結果だった。
GPAに関して、私の大学は(不可・可・良・優・秀)という謎の5段階評価のためGPA2.2などという絶望的な点数だったがWES評価では3.3と挽回した。
SOPHASに登録するとOpen campusの誘いが何度もあり、 実は私も行ってみたが、全くもって合否判定には関係なかったので行かなくて良い。
一度に600人が応募し200人が合格するような規模なので、マッチングと違い、あまりコネクションは役に立たないように感じた。