私がそうであったように、学生のうちからアメリカに憧れる人は多いと思う。
留学後日本に帰国することを視野に入れるなら、少なくとも初期研修は終えてから渡米するのが現実的だ。
初期研修病院選びでのオススメをいくつか書いておこうと思う。

アメリカ臨床留学を売りにしている病院を選ぶ

私のオススメは亀田総合病院・手稲渓仁会病院だ。2つとも、古くからアメリカ人医師を常勤で雇っており、アメリカでの臨床教育システムを取り入れているため、英語でプレゼンする・診察の練習をする機会がある。両者共、地方にあるにも関わらず、人気プログラムであり、優秀な先生方による質の高い教育を受けられることも売りだ。
私は2年で初期研修を終えたかったため亀田総合病院を選んだが、非常に成長でき、かつアメリカがぐっと近づいた研修だった。
これらの病院の強みは、その情報量にある。アメリカ帰りの先生方の実際の情報があることに加え、渡米を志す人も多く、最新の情報が多く集まってくる。また、アメリカ人常勤医師にPS/CVの添削や推薦状をお願いできることもありがたかった。
亀田総合病院の初期研修には1カ月間の海外研修が含まれており、Observershipに病院から給与を貰いながら参加できることも非常に魅力的だ。私はその研修期間にMGH(NEJMを発行しているハーバード大学付属病院)を1カ月間見学させて頂いた。亀田にはObservershipのコネクションは多くあった。 
亀田や手稲へのマッチングは、5年生の終わりから6年生の初めに、病院見学にいけば、採用試験までの流れがわかってくる。
 
これら2つの病院とは別に、東京ベイや練馬光が丘といった病院もアメリカ帰りの先生・これから渡米される先生方が多いらしいが、私はあまり詳しくないので興味があれば調べてみてほしい。
聖路加国際病院も、アメリカ帰りの先生方、MPHに留学する先生が多いが、ここはかなり忙しそうなのでUSMLE受験済みの人におすすめしたい。

初期研修についてはわからないが、大学の中では日本大学が医学英語教育にかなり力を入れていて、臨床留学の情報も多く集まっている。東京にいる人は日本大学にアンテナを張っていると良いかもしれない。 

私は学生時代、アメリカに興味はあるも情報がない状態が2年ほどあり全くモチベーションも上がらなかったが、有名病院の見学や海軍病院エクスターンに参加しているうちに情報が入りだし、やるべきことも見えてきた。正しく新しい情報は留学するためには必須であり、その収集のコツは、「私はアメリカに臨床留学をしたい」と公言することだ。心無い言葉もたくさん集まってくるが、ブレなければ応援してくれる人、良い話をしてくれる人が必ずでてくる。そしてなにより、モチベーションが上がる。