アメリカ臨床留学するまでの準備期間、在日米軍基地内にある病院でインターン/フェローシップを行う人は多い。
沖縄海軍病院・横須賀海軍病院が各6人毎年日本人を採用している他、2015年からは横田空軍基地・三沢基地でも4人ほどの日本人医師の採用を開始している。全て1年のプログラムだ。
採用されている医師は卒後1-15年目くらいまで幅広くいらっしゃるが、多い層は3-10年目だと思う。 
在日米軍内は完全にアメリカで、病院もアメリカ人医師がアメリカ人スタッフと米軍人とその家族を患者として見ている。その中で英語・アメリカの臨床に慣れながら、比較的時間にゆとりを持って留学の準備をすることができる。USMLEの勉強に使うことも、働きながら実際にマッチングに出願することも可能だ。
英語のスキルアップ以外に、アメリカ人医師からの推薦状取得・アメリカの病院での臨床経験(数カ月以上をマッチングの出願条件にしているプログラムが結構ある)を積むこともできるので、数多くの臨床留学前の先生方が海軍病院で働かれる。

私は初期研修終了後、2015年より横須賀米海軍病院にてフェローシップを行った。
海軍病院受験や、そこでの生活について、今から受験する人のために書こうと思う。

エクスターンシップ
夏に基地内で1週間、エクスターンシップ=病院見学ができる。申し込みが4-5月あたりに開始され、7-8月に実際のエクスターンが開催されるが、定員がすぐに埋まることもあるので早めの申し込みが必要だ。
アメリカは教育に対して積極的なので、こちらの英語がある程度できれば、患者を診てプレゼンする機会が与えられる。その後、1日の終わりに、ついた先生から評価表をつけてもらい、それは採用面接でも使用される。
また、日本人医師のためのカンファレンスが週3ほど開催されており、エクスターンの見学生も参加できるようになっている。
カンファレンスは患者役が症例プレゼン(HPI、PE、検査結果を準備しておく)、医者役がUSMLE CSの要領でHPIの質問、PEの質問を適宜鑑別を挙げながらしていくこととなる。エクスターンは患者役・医師役共に参加することができるので、その年に受験するつもりなら、パワーポイントでインパクトのある症例を作り、最後に2-3分のミニレクチャーを用意しておくと良い。私は初期研修病院である程度トレーニングされていたが、この勉強は下記の本が読みやすく役に立った。