勉強・仕事・書類関係の効率化
留学を決めてから、USMLEの勉強に加え、膨大な量の書類仕事と日々の日常業務を両立させることが大きな壁だった。初期研修中は研修自体が忙しかったこともあるが、海軍病院受験やObservershipの準備などを理由にUSMLEの勉強は全くできなかった。その後、これではだめだと海軍病院フェロー開始時より自分なりのスタイルを確立させたので書きたい。

1、勉強
以前紹介したAnkiに加え、私が心がけていたことは日々のノルマである。
まず、量に関しては休みの日であれば1日を3分割し、午前のノルマはこれだけ、午後はこれだけ、夜はこれだけと決める。
そして、隙間の時間にはAnkiを必ずやり遂げる。24時間よりも短い時間でのノルマを作ることで、小回りがきいて修正しやすくなる。
どれだけ忙しかったり調子が悪くてもQ bank 20問/1日といった最低ラインも作っておいた。
ノルマをこなしながら毎日継続して勉強することで、実績ができ、自信になる。毎日してきたという自信は長期間モチベーションを保つうえで本当に大切なので、意識するべきだ。
集中できないときは、とりあえずQ bankで間違えた問題の要点だけを理解して、通常は2時間かかる44問の答え合わせを1時間で終わらしたりもしていた。少しくらい質を落としても、ある程度ノルマをこなしていくことで出る満足感を得なければ、STEP1の苦しい勉強は継続できなかった。
とにかくUSMLEの勉強に大切なのは、短期間に継続してできるだけ質の高い勉強をすることだ。勉強してはやめて、勉強してはやめてを繰り返した私だからこそわかるが、USMLEの勉強は一度やめると再度開始するのが本当に苦しい。そして勉強しない期間に知識はどんどん抜けていく。それが体感できてから、「継続性」を最優先させるために、ノルマ>質という優先順位を私はつけていた。

2、書類仕事
海軍病院受験・奨学金・MPH受験に加え、航空券やホテルの予約・引っ越し手続きなど、臨床留学を決めた人は膨大な量のタスクが増えていくこととなる。これを日常業務に加えてこなしていると、上記のUSMLEの勉強がおろそかになってしまう。

Trello
このアプリありきで私のタスクは管理されている。IT関係の友達に教えてもらったもので、TOYOTA社員が日々用いているシステムらしい。
下の画像ようにTo do listを作り、Doing, Doneのボードにタスクを移動させていくだけというシンプルな作りなのだが、これが本当に良い。世の中全ての忙しい人におすすめしたい。
PCで作成し、携帯など他のデバイスにも同期されていくため、これで全てのTo doを一括管理でき、タスクを減らしたい欲をうまく刺激してくれる。
Anki, Evernote, Drop box, Googleカレンダーをよく使っているが、やはり同期できるアプリは有用だ。
https://trello.com/ 
 
trello

肝心のタスクと勉強の両立であるが、私が提唱したいのは1日30-60分の時間制のタスク処理である。例えば、PSを作成するとして、どうしてもそこに没頭して一日中作りたくなるが、それを23時から24時までだけという風に時間制限するのだ。タスクに嵌ると勉強の頭に切り替えられなくなるので、寝る前に時間を作るのが良い。このやり方でタスクを毎日少しずつ処理することで、もちろん勉強時間は1時間減るのだが、継続性は保持される。
PCの画面で上記のTrelloを見ているとタスクを終わらしたい欲がむらむらとでてくるので、書類作成の1時間は意外とストレス解消にもなった。
奨学金申し込みの書類作成は本当に大変だったが、この時間制限によって、日々の仕事・USMLEの勉強と両立させることができた。

繰り返すが、USMLEを取得するなら、1つのステップにつき長くとも1年半という期間を設定し、集中・継続して勉強することを優先すべきだ。私は書類のせいで10回くらい頓挫した。書類に集中すると、勉強のリズムは一気に崩れて台無しになる。