CKに関しては実質、3カ月強ほどの勉強(2カ月だらだら+2カ月集中)で受験することとなった。
CSを2015/12に終えてから、少しだらけていたのだ。
2-3月にQ bankの産婦と小児を終わらせたが、全く頭にも入っていなかった。
4月からは気持ちを切り替え、集中して毎日2-3ブロックをこなしながら、Ankiを継続していた。
CKの場合、2016前半の時点では40-44問/blockが8block, Mean240 SD18となっており、それにあわせて目標の点数を決める必要がある。
単純にMeanがSTEP1より10点高いので、IMGなら小児/家庭医235-, 内科240-, 外科245-をひとまずの最低ラインとして設定すると良いかと感じる。もちろん私の感覚で。
STEP1と違い、出願自体に足切りラインはあまり設定されていないが、しっかりとマッチング出願で見られる項目であり、日本人/特に臨床医には点数が取りやすいテストなので頑張りたい。

2016/2-4
Kaplan Q bank(分野別)+Master the board, FAの産婦小児を通読
NBME

2016/5-
USMLE WORLD(全分野)+Master the board通読
Self assessment
USMLE Rx(産婦小児を中心に。1000問くらいやらずに残った)
NBME, Sample test
 
2016/6/8:本番

このような流れで受験した。
STEP1の場合はQ bankにFAの参考ページがあったため、そっちからしようとQ bankを購入したのだが、CKには参考ページの記載がなかった。
問題・解説ともにWORLDの質の方が高いので、WORLDから始めるべきだ。FA basedで勉強したい人はRxに問題毎の参照ページがあるが、びっくりするほどFAのクオリティーは低い。
また、WORLDを2週解くよりは、間違えた問題はANKIで復習し、オンラインバンクを2つこなすほうが良い。
というのも、USMLE独特のストーリーから疾患・答えを想定できるようになるには、問題数がどうしても必要だからだ。
例えば、アジアからの移民・40歳女性がAf+脳梗塞や心不全になっているとして、USMLEでは既往のリウマチ熱によるMS・左房拡大からのAfを考えなければならない。他にも、三尖弁閉鎖不全+flushingならカルチノイド腫瘍の転移それによるペラグラ(セロトニンはトリプトファンを枯渇させるのでVitB3欠乏になる)が問題になることを想定するし、途上国から来た30歳男の初発の痙攣には有鉤条虫によるNeurocysticercosisを考える。
といったように、普段の臨床や日本の国家試験だけではなかなか思いつかないような独特のストーリーが多くあるため、とにかく問題をこなして、途中まで読んだ時点で「あ、これはあのストーリーだからあれが鑑別に挙がるな」と考えれるようになる必要がある。
ということで、おすすめの勉強法は

STEP1から受験の人は
1, UWORLD(分野別), Self assessment
2, Kaplan
3, Rx
適宜 Master the board+NBME
合計3-5カ月(問題集を減らせば1-2カ月でも可能)


CKから受験の人は
1, UWORLD(分野別)+Master the board通読
2, BRS通読
3, STEP1 FAの該当部分通読
4, Kaplan, UW self assessment
5, Rx, NBME
6, Q&A, Secretなど別の問題集もできれば追加で
7, UWORLD 解きなおし
合計6-9カ月


という風に、 最初は分野別・途中から全分野から解答し、とにかく多くの問題をこなすことが必要だと思う。
私は分野別の教科書を使わなかったが、 産婦小児は用いてもよいかもしれない。
STEP1と重複している部分はかなり多いので、CKからの開始でないのなら、絶対にSTEP1受験から半年以内にCKの勉強を開始すべきだ。