MPHの授業が開始され、夏学期がそろそろ終わるのでここまででわかったことをまとめてみた。

概要
On-site studentは学年250人で、そのうち40%は留学生である。アジア・アフリカ・中南米・ヨーロッパと世界中から集まっている。私の学年の日本人は4-5人だった。
バックグラウンドとしては医師が一番多く、コメディカル(薬剤師・歯科医師・獣医・看護師)・Global Health系職員・Med-student(3年終了時)・研究者・弁護士・会計士・ジャーナリストなど様々だった。
On line studentはたまにOn siteの授業があるので、そのときにお話を伺ったが、選べる授業や臨場感としてはやはりOn siteがよさそうだった。しかしOn lineは研究や仕事を日本でしながら取得できるのでメリットは大きい。

Johns HopkinsのMPHでは夏+1-4学期という5学期11.5カ月で80単位以上を取得することが卒業条件となっている。
ハーバードが9カ月で45単位ということを考えると、かなりタイトなスケジュールだ。 
かといってマッチングに参加できないほどではなく、冬休みは1カ月ほど確保されており、授業やテストも理由が正当であれば休んでも問題ない。今年マッチングに参加するクラスメートも知っているだけで最低5人はいる。 
日々の予習・宿題は尋常ではない量が課され、テストも毎週のようにあるため慣れるまでは毎日ずっと勉強していた。
しかしある程度要領をつかんでくると、時間に余裕もでき、最低でも3日に1日は友達と外に遊びにいくようにした。
世界中の超優秀な人たちと友達になり対等な関係で遊ぶのは、最高に楽しい。この新鮮な楽しさを経験できただけでも、アメリカに来て良かったと思った。

授業 
夏学期は250人全員が同じ授業を受講する。授業は下記のようになっていた。

Academic & Research Ethics at JHSPH 
Environmental Health 
Introduction to Bioethics in Public Health Practice and Research
Introduction to MPH Studies
Population Dynamics and Public Health
Principles of Epidemiology
Public Health Policy 
The Tools of Public Health Practice

1学期あたり16-20単位ほどを2カ月で取得するので、1週間に同じ授業が2-3回ある。集中的に勉強できるので頭には入った。
夏の内容としては倫理・政治などが多く、リサーチのルールやどのように共同研究を進めていくか、文献検索の方法など基礎的なことが中心だった。

夏学期が終わり、1学期目からはそれぞれの専門を選択することとなる。
Epidemiology/Biostatistics, Infectious Diseases, Leadership, Policy, Global HealthなどのConcentrationを決定する。
これらのConcentrationでは40単位ほどの必修科目が年間で決められており、私が選択するEpi/Biostatでは学期が進むにつれて複雑な統計手法・研究デザイン・解析について学ぶこととなる。3学期・4学期になるとPropensity score, Systematic review, Meta-analysisなどを実践的に行う授業もあり、高度になる。夏学期の後にConcentrationを決める上に、その後の授業選択の幅も多く、自由度が高いことがHopkinsの売りらしい。

その他、年間を通してPracticumという実地研究やCapstoneという論文作成も行うこととなり、実際にJohns HopkinsのFaculty memberと共同で論文をPublishすることも可能だ。1年プログラムで論文を作成できるところは他にはあまりないらしいので、強みだと思う。
Johns Hopkins内には、研究者・卒業生と学生をできるだけ繋げようという空気があり、Capstone Adviser, Practicum Adviser, Summer Adviser, Academic Adviser, Matched alumniなど個人的なつながりを全員にもたせてくれ、彼らがどんどんと自分に適した研究者を紹介してくれるようになっている。また、学生向けのResearch assistantの募集を常にHPで行っており、そこでアルバイトすることもできる。(SSNはここで初めて取得ができる)
留学生の何割かは研究者としてJohns Hopkinsに残る。1年もいるので、その間に「有給の」研究者としてのポジションを確保するようだ。