PS
これはScoreの次に重要な要素で、本当に時間をかけて作成するべきだ。
私は6年生の時に受験はしなかったものの横須賀海軍病院のエクスターンに参加し、そのときに作成したものを何年もかけて手を加えて完成させた。
基本的にはエッセイなので、主観的な内容を、A4一枚に収まるように書く。ERASでは25,000文字以内の指定だった。
求められていることとしては

1、Background
2、感じたこと、考えたこと
3、将来の展望

である。それぞれについて説明すると

1、Background
自分がこれまでどのような体験をしてきたか、何を成し遂げてきたかを明確に書く。下記のCV・LoRにも共通するが、アメリカの文化では具体的な映像が浮かぶ文章が求められているようだ。単に、「アメリカで病院実習をして感銘を受けた」と書くのではなく、「20xx年に~~という理由で病院実習をし、~~~という体験をした。その中で特に印象に残っている場面はAttendingの~~が~~していて~~と言ったことであり、それは~~という点で衝撃的だった。」という風に、文章に臨場感があり、強いインパクトを残すことが求められる。また、Passiveな体験よりも能動的な経験の方が好印象らしく、自分が何か成し遂げ、世の中に貢献したことがあれば、そこを広げて書くべきだ。

2、その中で何を感じ・考えてきたか
ここは前述の1にも繋がっているが、自分が過去の体験や経歴を踏まえて何を考えているのかを明確にする。

3、そして将来、どのようなことがしたいか
長期的な展望と、短期的なゴールを上記の2つを踏まえて明確に書き、アプライしているプログラムがなぜ自分の将来に必要なのかをしっかりと記載する。ここでも所々に映像が浮かぶような文章が入ると良いと思う。

<Pitfall>
私は留学経験もなく、文章は稚拙だ。6年生のときからそれを自覚していた私は、TOEIC満点の帰国子女に頼み、日本語のもの・私の英作文を渡し、うまく英訳してもらった。その後、20回以上アメリカ人とEditしている中で、大幅な改善が何回かあったので、そのポイントを書きたい。

①英文のレベルを意識する。
日本語の中でも、小説のように推敲された文章と中学生レベルの作文は全く違う言語だ。これは英語でもそう言えることで、PSでは上質な英語が求められている。留学経験のない日本人が頑張って書いてもそれは中学生の作文で、アメリカ人医師に添削してもらったところで基本のレベルは変わらないことが多い。というのも、教育的な意味か、面倒臭いからか、彼らは根本から文章を直すということはしないのだ。
そんな中で私は高校生レベルの作文を使っていたのだが、ある日横須賀海軍で小説家をしている看護師に出会うことができたので、「めっちゃええ感じの文章にしてくれ」と頼んでみた。すると、内容を保ったまま、素晴らしい文体の英語を用いたPSを作り上げてくれた。肝要なことは、そこでベースの英文が出来上がると、それ以降に添削してくれるアメリカ人もその英文レベルで校正してくれるということだ。その後も何人かの先生を通してPSをEditしたが、英文レベルは高い水準を保たれたままとなっている。
高い英語レベルのPSを見せることで、CVなどの校正も同じ水準の英語を使ってもらうことができた。

②自分を褒めない。
ApplicationはPS, CV, LoRの3つを持って自分を立体的に表現することが必要だ。同じ内容のものは必要なく、それぞれ違った角度から自分を表現しなければならない。PSでは「私はハードワーカーだ、めっちゃイケている」 などとアメリカっぽく褒めてみようかと思うのだが、その部分はLoRの役割である。PSはあくまでも主観的なエッセイであり、間接的に頑張ったことは書いても、直接的に自分を褒める必要はない。CV/LoRで書かれていない自分の考え方を中心に書くべきだと個人的に思う。

CV
日本人のApplicantに言いたいことは、「CVは長ければ長いほどいい」ということだ。MPHのCVも私は淡泊に書いてしまったのだが、実際はなんとか広げてできるだけ長いものを作ることが求められている。これはこちらに来てから医学生・レジデント・Attendingなどの話を総合して得た結論なので、間違えないと思う。
ERASではそれぞれの部分を埋めてCVを作っていくシステムなのだが、Experienceという部分があり、 特にそこはしっかりと書くべきだ。Work Experience=学生時代のアルバイトも含めて、Research Experience=基礎配属などを広げて私は書いた。大切なことは、それぞれの説明の欄に1,000文字まで文章を書くことができるのだが、そこはNarrativeに最低50%は埋めなければならない。最初私は箇条書きで10-20%ほどのみ書いていたのだが、複数のアメリカ人に「絶対直せ」と強く言われた。ここはPSと同様に、何をしたか映像が浮かぶように、何を考えて何を得たかまで、しっかりと書くべきらしい。