最近このブログを読んでくれている人が増えてきて嬉しいので少し頑張って書きます。 

VISAについて、今のところ私が理解していること。
これは本当に大切な問題で、ここに書くことが万が一間違っている可能性もあるので、他の情報も総合して判断していただきたい。
 
まず、VISAには大きく分けて、一時的に米国で働く人のための非移民VISA、移民する意思を持つ人のための移民VISAがある。その中で、医師が取るであろうVISAについて。
VISAについての背景知識として注意することは、取得条件、Sponsor、年数、しばりだ。 

①非移民VISA
J1 Clinical VISA:最長7年間のResidency, Fellowshipを行うためにIMGが最も多く取得するVISA。
SponsorはECFMGであり、病院側の負担にならない。この7年間の間は、例えば内科Residency3年+Fellowship2年+Fellowship2年という風にトレーニングを組み合わせることができる。Attendingをすることは認められていない。
J1 Clinicalのしばりとしては、Green cardや移民VISAへの移行を行う前に、2年間の帰国義務があること。この帰国義務については、WaiverというSystemが存在しており、医療過疎地での勤務によって帰国せずに移民VISA・Green CardへとSwitchすることができる。

J1 Research VISA:ポスドクや他の研究者・一部の学生が使っているVISA。年数はわからないが、これも同様の帰国義務がある。あまり調べたことがないので正確なことはわからないが、Sponsorは病院や研究施設だと思う。このJ1 ResearchからJ1 ClinicalへのSwitchはECFMGのサイトにも記載されているように可能である。つまり、ポスドクからそのままResidentになることができる。
年数について、J1 ResearchとJ1 Clinicalの合計が7年なのかどうかはわからないので、万が一この状況になりうる人はECFMGに問い合わせるべきだ。
また、フルブライト奨学生に関しては日本政府がSponsorのJ1 Research(Student?)となるが、これに関してJ1 Clinicalに切り替えられるかはどこにも記載がなかったので注意が必要だと思う。

②移民VISA
H1b VISA:病院がSponsorの移民VISA、帰国義務もなく、Green Cardへの切り替えが可能となっている。このVISAの取得条件はマッチの時点でUSMLEをSTEP3まで合格していること、病院がOfferを認めてくれることだ。病院によってはH1 offerのためには研修開始の6カ月前までにSTEP3に合格する必要があると明記しているところもあるが、基本的にはマッチ結果発表までに合格していれば良いらしい。
また、ResidencyのH1とFellowshipのH1はSponsorとなるための財源が違う?か何かの理由で、IMGのFellowshipへのH1を病院が提供してくれることはほとんどないと先輩方から聞いた。(Residencyは意外とある、10-30%くらい?)
なので、H1で研修が開始できたIMGは、研修開始後からすぐにGreen Card取得の準備を開始し、Fellowshipまでに取得することを目指すとのことだ。

Green Card
いわゆる永住権、移民VISAからの移行が主な取得ルートだ。あまり調べていないが、在住年数や論文などアメリカでの実績が必要そうだった。 
Green CardへはLotteryという謎の宝くじ制度があり、本当に運だけで取得することもできる。現にMPHの同級生にはそれに当選したIMGもおり、マッチングもかなり有利な印象だった。気を付けるべきことは、Lotteryへの申し込み=「移民意思あり」とみなされうるということで、例えばマッチングの年に申し込んでしまうと非移民VISAであるJ1が取得できない可能性もある。過去のLotteryへの申し込みは将来のJ1取得に関係ないような記載もあったが、実際私は怖かったので申し込まなかった。
ちなみに、2016年は9/30よりその申し込みが開始される。

O VISA
O VISAはアメリカに貢献した人が取得できるVISAで、貢献の条件8項目?中いくつかを満たせば取得できるらしい。J1 VISAでResidency, Fellowshipを修了された先生方がアメリカに残られる場合は、O VISAを弁護士の助けのもとで取得し、Attendingとして残るというルートかWaiverを過疎地で行うのが一般的なようだ。

F VISA
MPHなどの学生VISA。移民と非移民VISAの中間という位置づけらしく、なんとJ1 ClinicalからF VISAへの切り替えは可能だった。クラスメートの中国人はJ1でのResidency終了後にF VISAで学生をしているが、J1の残り年数を使ってまたFellowshipに申し込むと言っていた。(それが可能なのかはよくわからないが、少なくともJ1→F VISAは実際にできていた)
もちろん2年間の帰国義務はF VISAの間にもO VISAの間にもずっと繰り越され、義務を果たすかWaiveするまでH1bやGreen Cardへの申請はできない。
F VISAはFull termの学生の間適応されるが、その後、勉強した分野に直接のある仕事になら1-2年間従事することが認められている。=OPT
アメリカの医学部に通う外国人などはOPTでResident1年目を過ごし、その間にH1bを取得するらしい。MPHもResidencyに関係があるのでOPTで働けるかと思ったが、どうやらそれは認められておらず、私の場合はJ1 or H1しか選択肢がなさそうだった。 (こっそりとMPH後のOPTでInternを終わらす人も実際にはいるらしい)

※追記:上記の中国人にECFMGからメールが届き、J1からFに切り替えた場合、帰国義務を果たすまでJ1に戻すことを認めないと通達された。JでResidencyを行った場合、Fellowshipまでそのまま終えてしまった方が良さそうだ。彼は来年O VISAでできるFellowshipを探すらしい。

その他:SSN
F VISAやJ VISA取得中に米国でアルバイト・正規で収入があった場合、SSNを入手できる。これは一度手に入れると、VISAが失効しても永続的に使うことができる。SSN入手はPTALの作成(つまりカリフォルニア州へのApply)に必須の条件となるため、Applyの前年、あるいはApplyの年の四月あたりまでに取得できればPTALの作成ができる。